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2024年9月1日 年間第22主日

  • 執筆者の写真:  カトリック戸塚教会
    カトリック戸塚教会
  • 2024年8月31日
  • 読了時間: 3分

マルコ07:1-8,14-15,21-23

 

以前、私が広島の教会で働いていた時、夏に市内の教会合同で子どもたちの錬成会を行ったことがありました。教会で一緒に泊まりながら、勉強やいろんな活動をしました。午後は一緒にプールに行って泳ぎました。プールに行くために市内を走る路面電車に乗って行ったのですが、事前に皆で話し合って電車の中では座らないようにしようと決めていました。でも実際プールで泳いで疲れて、また席も空いている中で立っているのはどうかと感じました。そしてその場の判断で子どもたちに席が空いていたら座ってよいことにしました。決まりというのは、何が何でも守らなければいけないものというより、大事なことはそれを行う心だと思います。イエス様が私たちに課したかった掟もそのようなものではないでしょうか。

 

モーセは民に言います。「今、わたしが教える掟と法を忠実に行いなさい。そうすればあなたたちは命を得ることができます。」また、使徒ヤコブも言います。「心に植え付けられた御言葉を受け入れなさい。このみ言葉は、あなたがたの魂を救うことができます。御言葉を行う人になりなさい。自分を欺いて、聞くだけで終わる者になってはいけません。」掟と法を忠実に行うならば命を得ることができる。御言葉を受け入れるならば、魂を救うことができる。神様が示される思いに耳を傾け、従い、歩む。そうすることで神様が示される命に与り、魂を救うことができる。

 

御言葉や掟を大切にしようとするとき、大切なのは、それを行う心です。たとえばミサに参加することも、義務や決まりだからではなく、ミサはイエス様が私たちを呼んでくださり、私たちがミサに参加することをイエス様が喜んでくださるから私は今ここにいるのだということです。イエス様を大切にしたいから今日私はミサに来ました。その心を大切にしたいです。いつも神様に聞き、問いかける心があれば、細かい規則がなくても神様が大事にされる愛の心を生きることができます。本当の掟とは文字で書かれたものではなく、心の中に神様が大事にされる心を保っていることです。

 

神様が望まれることを私たちが知り行うためには、聞くという態度が必要です。聞くことなしに行っていたら、神様の思いではなく、自分の思いを行うだけになってしまいます。神様の思いを聞くために、私たちが大事にすべきことは、御言葉を通して語られる神様の呼びかけに耳を傾けることです。

 

イエス様は預言者イザヤの言葉を使って言われます。「この民は口先でわたしを敬うが、その心はわたしから遠く離れている。」イエス様は、人を汚すものが何から来ているか明らかにされます。「皆、わたしの言うことを聞いて悟りなさい。外から人の体に入るもので人を汚すことができるものは何もなく、人の中から出て来るものが、人を汚すのである。」

 

汚れは、体や手を洗わないことから生じるのではなく、神様から離れた人間の心が生み出しているのだとイエス様は指摘されます。どんなに手を洗い、外側を洗って清めても、自分の心を清めることができなければ、本当の意味で清めたことにはなりません。

 

私たちも、いつのまにか神様の思いから離れて、人間的な思いだけで行動しているところがあるかもしれません。神様は私たちがどのような心でそれを行ったのかその心をご覧になります。そしてその心が行いの結果よりもっと大切なのだということです。本当の掟は心の中に神様の心を保っていることであること。

 

誰でもいつかこの世を旅立つ時が訪れます。そして神様から迎えられる時、あなたは私の心を大切にしてくれましたね、その言葉をいただけるようになりたいです。

 

そのために、いつも御言葉に触れ、御言葉を食べ、神様の望まれる声を聴いて行う者になっていきたいです。

 

 

 
 
 

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