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2026年5月3日 復活節第5主日

  • 執筆者の写真:  カトリック戸塚教会
    カトリック戸塚教会
  • 5月2日
  • 読了時間: 4分

ヨハネ14:1-12

 

私たちが今日聞いたヨハネ福音の箇所は、よく葬儀ミサの時に朗読する箇所です。イエス様は御自分の父の所には住む所がたくさんあって、私たちのために場所が用意できたら私たちを迎えてくださると約束してくださいます。私たちは死と聞くと、誰もが恐れを抱きます。それは亡くなった後どうなるかがわからないからです。でもイエス様の言葉を信じるなら私たちにとって死はこの世からの旅立ちであり、イエス様が用意してくださる場所に向かって希望を持って旅立つということなのだと思います。

 

イエス様は「心を騒がせるな。神を信じなさい。そして、わたしをも信じなさい。」と言われます。心を騒がせる。私たちはどういう時、心を騒がせるのでしょうか。それは、自分の中でいろんなことがうまくいっていない時、心に平安がない時、気にかかる出来事がたくさんある時、そのような時、私たちは心を騒がせます。私たちは普段どんなに心が満たされ、平安に包まれて、喜びを感じて歩むことを願っているでしょうか。でも私たちの現実は、なかなかそうはなりきれていません。その私たちにとってつらく感じることは、自分の居場所がないということです。人間は誰もが生きていくために、やはり安心していることができる場所が必要です。同時にただいるだけでなく、そこにあたたかい交わりがあることも求められます。人間は孤独ではやはり生きていくことができません。人とつながる。同時に神様ともつながっていく。この両方が求められます。

 

イエス様は「わたしの父の家には住む所がたくさんある。」とおっしゃいます。その父の家の住む所とはどのような場所のことでしょうか。それは、私たちがこの世を旅立って神様のもとに迎えられるときの場所を言っておられるかもしれません。でも同時に、この場所は私たちが亡くなってはじめて行くことができる場所のことだけでなく、私たちが望むなら、いつでもいることができる場所、イエス様がいっしょにいてくださる場所があるということも表していると思います。

 

私は、自分の部屋に笑顔のイエス様の絵を置いていて、何かをする時、いつもそのイエス様の絵を見ながら作業をしています。そうすると不思議とイエス様が今、私と共にいてくださって、共に働いてくださっていることを感じることができます。不思議なことですが、私はこのような体験が大事だと思います。皆さんも自分でイエス様の絵をいつも側に置いて、イエス様と対話し、イエス様が今も共にいてくださることを実際に感じてほしいと思います。

 

イエス様は十字架の死の苦しみをお受けになり、それを通って復活の命に入られました。イエス様が復活されたことは、これからはずっと私たちと共にいてくださるようになられたということを表しています。私たちにとってイエス様の復活がありがたいのは、イエス様がいつまでも私たちと共にいてくださる姿になられたからです。そして私たちが一番求めているもの、必要としている居場所を用意してくださっているということです。

 

イエス様のお姿を直接見ることができなくても、イエス様に心を向けることで、イエス様と共に居ることができる場所がある。そして私たちに求められることはそれを信じることです。イエス様がこの自分と共にいてくださることは本当だと信じる。自分は独りではないことを信じる。そしてイエス様との心の交わりを大切にする。それを大切にしていくなら、イエス様は私たちの心に応えてくださると信じます。人間的な思いだけで物事を見回していくなら、周りにはきっとつらいこと、困難に思うことで一杯になってしまうでしょう。でも日々イエス様との親しさ、近さを大事にしていく人は、小さな出来事であってもたくさんの恵みと感謝を見つけることができるでしょう。

 

イエス様は「私は道であり、真理であり、命である。」と言われます。イエス様が天の父につながる道になってくださっていること。その道を私たちが歩んで、イエス様が用意してくださっている天の父の家に入るということ。イエス様はその道を示すために私たちのもとに来てくださいました。そして今でも目に見えない姿でその道を私たちと共に歩んでくださっています。

 

私たちに求められていることは、それを信じること。そして自分の日々の歩みを通して、イエス様につながる喜びを実際に体験していくことです。今いろんな事情で教会に来ることができない方々がたくさんおられます。そのような方々のためにも祈りたいと思います。教会に足を運ぶことができなくても、いつでもイエス様は共にいてくださることを信じて生活していくことができますように。イエス様の思い、心に今まで以上に触れ、いつかまたこの主の食卓を共に囲むことができますように祈りたいです。

 

 
 
 

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